ライブで旅するCaravan（キャラバン）の心

デビュー前、日本中を旅しながらライブを行っていたCaravan（キャラバン）は、今もそのスタイルを変えずに音楽を通して様々な思いを届けてくれます。記憶に新しいのは東日本大震災時の彼の行動力です。中でも、被災地にあるホームセンターの車場で開催された電気を使わないライブは伝説化しています。そこでの観客との出会いを自らの元気に変え、それを他の地域に届けて、聴く人の心を癒してくれます。彼のライブでは、会場が彼の空気に包まれてとても穏やかな気持ちになるのです。どんな場所でどんな環境で彼が歌っても、またたく間にその場の空気が、彼の創りだす世界一色に染まっていくのです。ギターの心地よい音色が響きわたり、疾走感のある楽曲で会場を盛り上げたかと思うと、一機に静寂へと導く、温かい何かに包まれているような気分になります。この温かさは彼の持つ温かさなのでしょう。ＭＣではメンバーやスタッフをとても大切にしていることが伝わってきます。ライブが終わった時、ふと自分も周囲の人に感謝する、そういった気持ちになれるのです。