日本高校ダンス部選手権の魅力は、高校生が様々な趣向を凝らして表現するダンスにあります。例えば、2016年の優勝校である大阪府立登美丘高等学校のダンスは「バブリーダンス」と呼ばれることからも分かるように、コミカルな中にもキレのあるダンスで2017年に一世を風靡しました。その一方、2008年から2017年までの間に5回の優勝を誇る同志社香里高等学校のダンスは、芸術性を高めた表現力で観客を魅了します。一口にダンスと言っても、その表現方法は高校によって異なります。そして、その違いこそが各高校の個性となり、ダンスとなって表されています。また、会場は高校生の大いなる熱気に包まれる中、いざダンスが始まると、観客は各高校のパフォーマンスをかたずを飲んで見守ります。そして、パフォーマンスを終えた後は、一斉に惜しみなく拍手をパフォーマーに送ります。パフォーマーの青春の全てを2分から2分30秒に込めた演技やその思いを肌で感じ取ることができる。ここに多くの人が日本高校ダンス部選手権に魅了される理由があります。