日本シリーズのチケット一覧

日本シリーズは日本野球機構が主催するプロ野球日本一を決める試合です。セントラルリーグとパシフィックリーグ、両リーグを勝ち抜いた2チームによって日本一の座が争われます。全7試合が行われ、先に4勝したチームが日本一の栄冠を手にします。2007年からは、両リーグのシーズン1位～3位までのチームによって行われるクライマックスシリーズ（CS）が導入され、CSで優勝したチームが日本シリーズの出場権を獲得するようにルールが変更されました。 プロ野球ファンにとって、日本シリーズはシーズンの最後を締めくくる一大イベント。出場チームのファンはもちろん、出場チーム以外のファンにとっても、日本一の行方が気になる重要なシリーズです。 過去の日本シリーズでは多くの名場面が繰り広げられました。例えば、1996年の日本シリーズ、オリックス・ブルーウェーブ（現オリックス・バファローズ）VS読売ジャイアンツ。1995年に発生した阪神大震災を受け、「がんばろうKOBE」を合言葉に1995年のパシフィックリーグで優勝したオリックスは、日本シリーズでヤクルト・スワローズと対決。1勝4敗で敗れてしまいます。しかし、翌年の1996年にリーグ二連覇を果たしたオリックスは、今度は4勝1敗で読売ジャイアンツに勝利し、被災地神戸を勇気づける日本一を手にします。当時は球界のレジェンド、イチロー選手がオリックスで活躍しており、故仰木監督とイチロー選手の師弟関係が盛んに報道されていました。 2000年の読売ジャイアンツVS福岡ダイエーホークス（現ソフトバンク・ホークス）もまた印象深いシリーズでした。20世紀のプロ野球界を支えたONこと王貞治と長嶋茂雄が、両チームの監督として対決。往年のプロ野球ファンにはたまらない展開となりました。結果は巨人が4勝2敗で日本一の座に輝き、ダイエーの2連覇を阻止。両チームは各リーグを代表する強豪として今でも球界をリードしています。 ここに挙げたのはほんの一例で、ほかにも多くの印象深い日本シリーズがありました。そして、そのどれもが日本野球界を彩る輝かしい一ページとなっています。 記録に注目すると、日本シリーズ最多出場は、セントラルリーグに所属する読売ジャイアンツの34回です。ジャイアンツは球界の盟主といわれるだけあり、22回も日本一に輝いています。これはもちろん、両リーグ合わせて最多です。パシフィックリーグでは、過去21回出場し、13回の日本一に輝く埼玉西武ライオンズが最多記録を保持しています。伝統ある球団が記録を伸ばすのか、それとも他球団が新しい歴史を作るのか、今後の日本シリーズから目が離せません。